2011年3月27日日曜日

第二版 増刷中!

3月11日(金)に発生した東日本大震災により、
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様、ご家族の方々に対しまして、
心からお見舞い申し上げます。


いままでの価値観の見直し、根底からの意識革命が、
いまこの地球を生きる私たちひとりひとりに本当に必要な時だと感じています。
そして、今回の震災は、実際に在りたい未来を創る為の大きな
チャンスだと思うのです。
(その為には余りに大きな犠牲をはらいましたが)


真実を伝えられていない中での情報収集を通して感じる不安、怖れ・・・
日本中が揺れ動いている中で、つながりのなかで手と手をとりあって
ブレずにまっすぐ立って光の方へ進んでゆくことが大切。




昨日、友人の写真展を観に行きました。
彼独自の視点から対象を捉えた作品は、具象を撮っているのだけれど
抽象的に見え、じっとみつめていると次から次へとかたちを
変えて、印画紙の限られた空間の中で無限の像を結んで広がってゆき、
イマジネーションの世界で何時間でも遊んでいられました。


地震のこと、原発のことでいっぱいだった私の頭の中がリセットされ、
幸福感で満たされ、気づくと首の凝りも消え体も軽くなっていました。
イメージの世界が現実に気持ちや体に変化を起こしました。


そして今日は、岐阜に住む弟から仲間のミュージシャンのライブの
ustream配信を知らせる電話。
どうしてる?元気?という私の問いかけに、
「僕たち(家族)は、まったくブレてないし元気だよ。
 今回の事は、本当にギフトだと思ってるから。
 どんどん覚醒してるし、
 いろんなところから不安を抱えた人たちが、次々うちに来て、
 元気になった彼らを送り出してる。」


弟の、希望に溢れた素敵な未来を確信している元気な声をきいて、
ネットで配信されたライブ会場のみんながひとつになっている様子をみて、
(ステージ前にフロントマンのナビゲートで、会場にいる全員で
(PCの前の私も)お互いを思いやる気持ちで祈りの時も持ちました)
先の友人の写真をみて、
こんな時だからこその、人とのつながりの重要性とアートの持つ力の大きさを
再認識しました。


タイトルと全然、内容が変わってしまいましたね(笑)
先日、無事入稿を済ませ今月中には仕上がってくる予定です。
増刷に際して、文字を濃く、大きくしました。
第一版より更に読みやすくなっていると思います。
ファナビスさんの写真も1枚増えてます。


先のふさこさんの書いてくれた記事にも触れられていましたが、
来年度の追手門学院大学で教科書として採用が決まりました。
学生たちがどんな風に「つながりのなかで・・・」を捉えてくれるのか
興味深いです。


ISBNコードという流通に載せるためのコードも新しく記載しました。
それに依って全国の書店でのお取り寄せが可能になります。
(もちろん、今までどおりsuilenに直接のご注文も承っています)
国会図書館にも蔵書されます。


今、この時期にもう一度じっくり読んで頂きたいと思います。
そして、みんなでつながって素敵な未来を創ってゆきましょう。


吉川ゆき